はじめに:猫飼い界の鉄の掟「にゃんこファースト」
猫と暮らしている皆さん、こんな「鉄の掟」を守っていませんか?
「一度猫が膝の上で寝てしまったら、たとえ足が痺れても、トイレに行きたくても、決して動いてはならない」
我が家のコウくん(マイペースな食いしん坊)は、実は大のパパっ子。特にパパがリビングであぐらをかいて座ると、待ってましたと言わんばかりに膝の上へ収まりに来ます。

パパの膝の上はボクの特等席にゃ!
そんな幸せな日常が、まさか「整形外科通い」という事態に発展するとは……。今回は、愛が重すぎた(物理的に)結果起きた、我が家の「寝違え事件」の全末代をお話しします。
魔のルーティン。あぐらをかくと「コウくん」が降ってくる
それは、ある穏やかな夜のことでした。 仕事が終わってリビングで一息つこうと、私(パパ)が床にあぐらをかいて座ったのがすべての始まりです。
0.1秒で膝を占拠するコウくん
我が家のコウくんは、私が座る動作を「ベッドの準備ができた」と勘違いしている節があります。あぐらの隙間に、すぽっと入り込むのが彼のお気に入り。
その日も、座って数秒後にはコウくんが膝の上へ。 ゴロゴロと喉を鳴らしながら、器用に丸まって寝息を立て始めました。
にゃんこファーストの発動
この時、私は思いました。 「ああ、今日もコウくんは可愛いな。仕事の疲れが吹き飛ぶな……」と。
たとえ、その後に少し姿勢を変えたくなっても、コウくんがスースーと気持ちよさそうに寝ている姿を見ると、動くことなんて不可能です。これが世に言う**「にゃんこファースト」**。飼い主の意思よりも、猫の安眠。それが我が家の絶対ルールなのです。
悲劇の現場はソファの上で起きた
当初は床で座っていたのですが、テレビを見ているうちに少し眠くなり、コウくんを乗せたまま、そろりそろりとソファへ移動しました。
絶妙に不自然な姿勢での固定
ソファに深く腰掛け、膝にはコウくん。 コウくんを落とさないように、そして起こさないように、私は体を少し斜めにした状態で固定されました。
「ちょっと首の角度がキツイな……」
そう感じたものの、コウくんの温もりと、規則正しい寝息は最高の睡眠薬です。気づけば私は、コウくんを膝に乗せたまま、首が「くの字」に曲がった状態で寝落ちしてしまったのです。
翌朝、襲ってきた激痛。首が、回らない。
目が覚めたのは、明け方でした。 コウくんはいつの間にか自分の寝床へ移動しており、私の膝の上は軽くなっていました。
「ふぅ、よく寝た……」
そう思って首を動かそうとした瞬間、「ピキッ!!!」という鋭い痛みが走りました。
深刻な寝違え、そして整形外科へ
ただの寝違えではありませんでした。 右を向こうとしても、左を向こうとしても、電気が走るような激痛。それどころか、じっとしていても首から肩にかけて重だるい痛みが続き、冷や汗が出てくるレベルです。
「これは、ただ事じゃない……」
観念した私は、這うようにして近所の整形外科へ向かいました。
病院での診断「どうしてこうなったんですか?」
整形外科の先生に症状を伝えると、先生は不思議そうに尋ねました。 「だいぶ筋肉が炎症を起こしていますね。何か無理な姿勢で長時間いたんですか?」
私は正直に答えました。 「……猫が膝の上で寝てしまったので、3時間ほど動かずにいたら、そのまま寝落ちしてしまいました」
先生は一瞬絶句し、その後少しだけ微笑んで言いました。 「それは……大変でしたね。でも、猫ちゃんをどかせなかった気持ちはわかりますよ」
レントゲンの結果、骨に異常はなかったものの、極度の筋肉の緊張による「急性頸部痛」。痛み止めの飲み薬と、湿布、そして数日間の安静を言い渡されました。

それでも「にゃんこファースト」はやめられない
帰宅後、首に大きな湿布を貼り、ロボットのような動きしかできない私を見て、コウくんは何を思ったでしょうか。
「パパ、なんだか変な匂い(湿布)がするにゃ」と言わんばかりにクンクンと鼻を寄せた後、また当然のように私の膝の上に乗ってきました。
痛くても、やっぱり可愛い
正直に言います。首はめちゃくちゃ痛いです。湿布の匂いもすごいです。 でも、膝の上で丸くなるコウくんの背中を撫でていると、「ああ、また整形外科に行くことになっても、俺はこの子をどかさないんだろうな」と確信してしまうのです。
この「無償の愛(という名の自己犠牲)」こそが、猫飼いの宿命なのかもしれません。
猫に首を寝違えさせないための教訓
今回の件で、私が学んだ「にゃんこファースト」を貫くための教訓をシェアします。
- 膝に乗る前に「枕」を準備する: 猫が乗ってからでは遅いです。あぐらをかく前に、自分の首を支えるネックピローやクッションを周囲に配置しましょう。
- 限界が来る前に「場所移動」を打診する: 猫が深く眠る前に、少しだけお尻をずらすなどして、自分に負担のない姿勢を確保しましょう(コウくんはそれでも寄ってきますが……)。
- ストレッチを欠かさない: 日頃から首や肩の柔軟性を高めておくこと。強靭な肉体こそが、良き「猫の下僕」としての基本です。
おわりに
猫との暮らしは、時に肉体的な痛みを伴います。 足の痺れ、腰痛、そして今回の寝違え……。
それでも、コウくんやゲンくんが安心して体を預けてくれるその瞬間、私たちはすべての苦労を忘れてしまいます。
皆さんも、愛猫との「膝乗りタイム」には十分ご注意ください。もし首を寝違えたら、それは「愛の勲章」かもしれません(笑)。
今日も我が家は、湿布の匂いと猫のゴロゴロ音に包まれて、平和な時間が流れています。
コウゲン日和からのお願い
皆さんの愛猫ちゃんも、膝の上に乗ってきますか? 「こんな姿勢で固まって困った!」というエピソードがあれば、ぜひコメントやInstagramで教えてくださいね!パパの首が治るまでの励みになります!


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